新型コロナがいつ終わるのか?

当院のホームページで最も読まれているブログ記事になりますので少し追記してお答えします。私の自己紹介ですが、2022年1月に府中市中河原駅の石田医院を継承した院長になります。総合内科専門医、糖尿病・内分泌代謝・甲状腺専門医になります。表題の質問には私個人として、「他の感染症の歴史にならうと、5年続きます。今回の新型コロナの流行は2020年からなので、2025年末が一つの収束の目処では無いかと考えられる。」とお答えしています。収束するというのは、勘違いを生みやすい表現になりますが、あくまで一般化した風邪として溶け込んでいくという形です。新型コロナウイルス感染の撲滅は性質上ありえないと考えています。ただ、一方でワクチンや重症化を予防する薬の出現は(皆様にとっては遅いと感じているかもしれませんが、医学を知るものとしては)想定よりも早く、ポリオや天然痘が流行した時期には、こんなに早くにワクチンや薬は出現することはあり得ず人々は感染していくことに身を任せるままでした。ただ、その時代よりも世界中の人が活発に交流をしている点や、このウイルスが天然痘のように致死的で無いなども良い方向にいくのか悪い方向にいくのか不明な点も多いです。このような疫病が流行る中で、私ができることは一人でも多くの患者様を診察し適切な予防策を講じていくのが、クリニックの一つの使命と考えております。