
バセドウ病と喫煙の関係は?治療の注意点や禁煙治療の特徴についても解説
「喫煙習慣はバセドウ病にどのような影響を及ぼすのか」
「バセドウ病の予防や治療に禁煙は必要なのか知りたい」
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に放出されることで、全身のはたらきが高められてしまう病気です。
これは、甲状腺のはたらきが通常よりも高められてしまう(亢進する)ことに理由があります。
甲状腺のはたらきが高められてしまうことには、遺伝的な要因と環境的な要因が関わっているという研究がありますが、環境的な要因の1つとして喫煙習慣も挙げられます。
本記事では、喫煙がバセドウ病に与える影響やバセドウ病の治療を行う際の注意点などについて解説します。
喫煙の習慣は、バセドウ病の発症だけでなく、バセドウ病の治療経過にも悪影響を及ぼす可能性があるため、禁煙することが重要です。
そのため、禁煙外来を受診して適切な治療を受けることも検討しましょう。
禁煙外来での治療の特徴などについてもあわせて解説していますので、禁煙することを考えるきっかけとなれば幸いです。
なお、甲状腺ホルモンのはたらきや調整のメカニズムについては、以下の記事もご覧ください。
1.喫煙がバセドウ病に与える影響

バセドウ病を発症するメカニズムは、詳細には解明されていませんが、発症しやすい体質(遺伝的要因)に環境的要因が加わることでリスクが高まるという指摘があります。
特にバセドウ病では、甲状腺ホルモンの放出を促す甲状腺刺激ホルモン(TSH)を異物と判断し、これに対する自己抗体が作り出される点に特徴があります。
つまり、免疫機能に異常が生じることで、甲状腺ホルモンの過剰な放出が促されるのです。
そして、免疫のはたらきに異常が生じてしまう原因として、喫煙習慣が挙げられることがあります。
特にバセドウ病との関係では、喫煙習慣は以下のような影響を及ぼす可能性があることに注意が必要です。
- バセドウ病の発症リスクを高める
- バセドウ病の治療薬の作用を妨げる
- バセドウ病眼症を悪化させる
なお、バセドウ病は「甲状腺機能亢進症」と呼ばれる病態を引き起こす主な原因です。
甲状腺機能亢進症やバセドウ病の主な症状については、以下の記事で詳しく解説しています。
(1)バセドウ病の発症リスクを高める
喫煙の習慣がある場合、バセドウ病を発症するリスクが高まることが知られています。
メタ解析の結果、喫煙者におけるバセドウ病の発症オッズ比は非喫煙者と比較して約3倍以上と報告されています(Thornton et al.,Thyroid,2007)。
なお、タバコがバセドウ病の発症リスクを高めるメカニズムについては完全に解明されていない部分も多いです。
しかし、タバコに含まれる物質であるニコチンや一酸化炭素は、T細胞バランスの乱れや制御性T細胞(Treg)の機能抑制を介して自己免疫の異常を促進すると考えられています。
特に1日に吸うタバコの本数が多い場合や喫煙期間が長い場合には、発症リスクも増大するという研究もあります。
また、自分が喫煙をしていない場合でも、職場や家庭などに喫煙者がいる場合には、副流煙を介してバセドウ病を発症するリスクがあることにも注意が必要です。
(2)バセドウ病の治療薬の作用を妨げる
バセドウ病では甲状腺ホルモンが過剰に放出されることで、動悸や息切れ、手指の震え、発汗量の増加などの症状が見られることがあります。
そのため、これらの症状を抑えるためには、放出される甲状腺ホルモンの量を正常な範囲まで調整することが重要です。
バセドウ病の治療では、甲状腺ホルモンの合成を妨げる抗甲状腺薬が用いられることが一般的ですが、喫煙の習慣がある場合には薬の作用が弱められてしまいます。
喫煙によって、チトクロームP450酵素が治療薬の代謝を早めてしまい、薬の濃度を低下させる可能性があり、免疫調節作用の減弱によって寛解率が低下するとされます。
これによって、治療の効果が損なわれてしまう可能性があるのです。
なお、治療中に禁煙していたとしても、治療が終了した後にタバコを吸い始めてしまうと、再発するリスクが高くなることも知られています。
治療の効果を高めるためにも、バセドウ病の治療中はもちろん、治療が終了してからも禁煙を継続することが大切といえるでしょう。
抗甲状腺薬の種類や服用の注意点などについては、以下の記事も参考になります。
(3)バセドウ病眼症を悪化させる
バセドウ病では、眼球が突出する症状など(バセドウ病眼症)が見られることがあります。
そして、喫煙の習慣がある場合には、眼症状を悪化させることが知られています。
具体的には、喫煙はバセドウ病眼症の発症リスクを約2~7倍高め、放射性ヨウ素治療後の眼症悪化リスクをさらに増大させます。
バセドウ病による眼球の突出は、眼球の奥にある脂肪組織や筋肉が炎症やむくみなどによって腫れることで眼球が前に押し出されることで生じます。
また、上まぶたの筋肉が緊張したり炎症を起こしたりすることで、まぶたが下がらなくなる「眼瞼後退」と呼ばれる症状が引き起こされることもあります。
このほか、眼球を動かす筋肉に炎症が生じることで眼球がうまく動かせなくなり、ものが二重に見えてしまう複視などの症状が現れることもあるのです。
喫煙の習慣は、これらの眼症状のすべてに関わり、悪化させるリスクが高いことが報告されています。
タバコに含まれる物質の中には炎症を促すようなはたらきを持つものもあり、これがバセドウ病眼症の悪化や重症化に関わっている可能性も指摘されています。
そのため、バセドウ病の治療中に喫煙してしまうと、症状の悪化や重症化によって、治療が難しくなる可能性があり、バセドウ病眼症の患者へは禁煙指導が必須推奨となっています。
2.タバコが影響するほかの甲状腺の病気

タバコが影響を与える可能性があるほかの甲状腺の病気には、甲状腺機能低下症があります。
甲状腺機能低下症は、甲状腺のはたらきが低下し、放出される甲状腺ホルモンの量が減ってしまう病気です。
これによって、全身のはたらきが弱められてしまい、倦怠感や肌の乾燥、むくみ、意欲の低下などの症状が現れることがあります。
甲状腺ホルモンは、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)という酵素のはたらきで作られます。
しかし、タバコに含まれるシアン化水素と呼ばれる物質が甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)のはたらきを妨げてしまうことが研究で明らかとなっています。
特に慢性甲状腺炎(橋本病)を基礎疾患として持っている場合には、喫煙習慣が加わることで、甲状腺機能低下症に移行したり症状が悪化したりするという報告もあります。
そして、バセドウ病と同様に、喫煙する本数が多い場合や喫煙期間が長い場合にも甲状腺機能低下症の発症リスクが増大します。
そのため、喫煙習慣は甲状腺の機能に影響を及ぼすことを押さえ、禁煙に努めることが甲状腺の病気の予防や治療のためにも重要です。
橋本病や甲状腺機能低下症の詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
3.バセドウ病の治療の際の注意点

喫煙の習慣は、甲状腺のはたらきを乱す可能性があり、バセドウ病の発症や症状の悪化にも関わることがあります。
また、甲状腺ホルモンが過剰に放出されることで、全身にさまざまな症状が現れることがあるため、治療中には生活習慣を見直すことも大切です。
具体的には、以下のような点に注意しましょう。
- 食事の栄養素のバランスを整える
- アルコールやカフェインなどの刺激物の摂取を控える
- 激しい運動を控える
- 薬の用法・用量を守る
- 禁煙する
順にご説明します。
(1)食事の栄養素のバランスを整える
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に体の中で放出されている状態です。
そのため、薬によって甲状腺ホルモンの量を調整するとともに、食事の栄養素のバランスを整えることも意識しましょう。
例えば、甲状腺ホルモンはヨウ素(ヨード)を材料として作られるため、治療中のヨウ素(ヨード)の過剰摂取は避ける必要があります。
特に昆布やわかめなどの海藻類には多くのヨウ素(ヨード)が含まれています。
通常の食事では特に気にする必要はありませんが、過剰に摂取することでバセドウ病の症状が悪化してしまう可能性もあることに注意が必要です。
また、一部のサプリメントや薬剤(うがい薬など)にもヨウ素(ヨード)が含まれているものがあるため、常用しているものがあれば主治医に伝え、治療中は使用を控えるなどの対応も必要でしょう。
このほか、食事は毎日決まった時間に3食とるなどのリズムを意識することも大切です。
栄養素のバランスや食事のタイミングが乱れると、体脂肪の増加による肥満を引き起こす可能性があります。
バセドウ病の治療中には、甲状腺機能が改善することによって、栄養素の分解・吸収のはたらきも正常に近づくため、食事の栄養素が偏ると肥満に陥ることがあります。
バセドウ病による動悸や頻脈などの症状に肥満が加わることで、心臓にさらに負担をかけてしまう事態にもなりかねないため、脂質の摂りすぎなどにも注意を払いましょう。
(2)アルコールやカフェインなどの刺激物の摂取を控える
抗甲状腺薬などを用いた治療を行っている場合には、アルコールやカフェインなどの摂取も控えることが大切です。
アルコールもカフェインも脳や神経系にはたらきかけ、心拍数の増加や興奮作用をもたらし、動悸や息切れなどの症状を悪化させる可能性があります。
そのため、カフェインが含まれるコーヒーやエナジードリンクなどの飲用は最小限に抑えることが治療の効果を引き出すためにも重要といえるでしょう。
また、アルコールは抗甲状腺薬の成分と同様に肝臓で分解されるため、抗甲状腺薬による治療中にアルコールを摂取すると肝臓に負担をかけ、薬の分解が妨げられてしまうリスクがあります。
そうすると、薬が体に残り続けることによる副作用が生じる可能性もあるため、アルコールの摂取を控えることが重要です。
(3)激しい運動を控える
バセドウ病によって甲状腺ホルモンが過剰に放出されることで、心臓や血管のはたらきが高められ、心拍数の増加や脈拍が早くなるなどの症状が見られることがあります。
そのため、激しい運動や長時間の運動によって、心臓などに負担がかかることがあるため、治療中は控える必要があります。
また、バセドウ病では自律神経のはたらきが高められることによって発汗量の増加が見られることがあります。
このような場合には、こまめに水分を補給し、脱水症状に陥らないようにすることが大切です。
特に普段と変わらない運動量であっても、汗をかきやすくなることがあるため、意識的に水分補給をするようにしましょう。
(4)薬の用法・用量を守る
バセドウ病の治療では、抗甲状腺薬などを用いた薬物療法が行われることが一般的です。
抗甲状腺薬は、主治医の指示に従いながら用法用量を守って服用を継続することで、症状を改善させることにつながります。
そのため、効果を実感しづらい場合でも、自己判断で服用量を増やしたり服用をやめたりしてはいけません。
特に服用をやめてしまうと、バセドウ病の症状が悪化し、「甲状腺クリーゼ」と呼ばれる重篤な合併症が生じるリスクが高まります。
甲状腺クリーゼとは、全身のはたらきが過剰に高められ、複数の臓器が機能しなくなる状態です。
主に高熱(38℃以上)や高度の頻脈(1分間に130回以上)、嘔吐、意識障害などが生じます。
症状を放置することで心不全を引き起こし、死に至ることもあり、致死率は10%以上と高いです。
甲状腺クリーゼを引き起こさないためにも、抗甲状腺薬は主治医の指示をしっかり守って服用することが重要です。
また、バセドウ病の治療中に薬の効果が実感できない場合や原因が分からない症状が急激に現れた場合には、直ちに主治医に相談し、適切な対応を進めることも意識しましょう。
(5)禁煙する
すでに述べたように、喫煙はバセドウ病の治療経過に影響を及ぼし、症状を悪化・重症化させる要因にもなります。
そのため、バセドウ病の治療中には、禁煙することも重要です。
もっとも、タバコには依存性があり、自分でやめようと思っても失敗してしまうことも少なくありません。
また、市販されている禁煙補助薬には副作用などもあるため、用法用量を守らなければ副作用や離脱症状などによって禁煙が頓挫してしまうこともあります。
禁煙の成功率を高めるためには、禁煙外来などの専門の医療機関を受診して禁煙治療を進めることがおすすめです。
4.禁煙外来での治療の特徴・メリット

禁煙外来は、禁煙治療を専門とする診療科です。
タバコは一度吸い始めると、その期間が長くなればなるほど自分でやめることが難しくなってしまいます。
これは、タバコに含まれるニコチンの作用が原因となっていることが考えられます。
禁煙外来では、ニコチンによる影響でタバコをやめられない状態を「ニコチン依存症」ととらえ、さまざまな観点から治療を進めることになります。
そして、禁煙外来を受診して禁煙治療を行うメリットには、以下のようなものがあります。
- 健康保険を利用できる場合がある
- 約3か月で禁煙を成功させることができる
- 適切な治療薬の処方を受けることができる
- 離脱症状への対処や禁煙を継続するアドバイスが受けられる
順にご説明します。
(1)健康保険を利用できる場合がある
禁煙外来は、一定の条件を満たすことで、健康保険を利用して受診することが可能です。
具体的には、以下の条件を満たす必要があります。
- 直ちに禁煙しようとしている
- ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)が5点以上
- 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
- 禁煙治療を受けることを文書により同意している
スクリーニングテスト(TDS)は、10個の設問に対して「はい」か「いいえ」で回答することで点数を計算します。
具体的には、以下のような設問です。
| 設問事項 | |
| 問1 | 自分が吸うよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか |
| 問2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか |
| 問3 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコが欲しくてたまらなくなることがありましたか |
| 問4 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか (イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂うつ、頭痛眠気、胃のむかつき、脈が遅い、食欲または体重の増加) |
| 問5 | 問4の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか |
| 問6 | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか |
| 問7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか |
| 問8 | タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか |
| 問9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか |
| 問10 | タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか |
回答が「はい」の場合には1点、「いいえ」の場合には0点として、その合計得点が5点以上となることが保険適用の前提となります。
また、35歳以上の場合には、これとあわせて「ブリンクマン指数」が200以上となることが求められます。
例えば、25歳からタバコを吸っており、1日の喫煙本数が20本である40歳の方は、ブリンクマン指数が「20本×15年=300」となるため、保険適用の対象となります。
なお、35歳未満の場合には、スクリーニングテスト(TDS)の条件を満たせば、ブリンクマン指数を満たす必要はありません。
(2)約3か月で禁煙を成功させることができる
禁煙外来の治療は、12週間に5回の診察で終了します。
具体的には、初診日から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に通院・診察を受けることになります。
5回の診察では、呼気に含まれる一酸化炭素濃度の測定や生活状況に関する問診、生活指導などを通じて禁煙を継続するための専門的なアドバイスを受けることが可能です。
自力で禁煙をする場合には、誤った情報などに基づいて進めることで、禁煙に失敗してしまうことも少なくありません。
しかし、禁煙外来では専門的な知見に基づいた治療を受けることができるため、禁煙を成功させる可能性を高めることにもつながります。
(3)適切な治療薬の処方を受けることができる
禁煙外来を受診することで、適切な治療薬の処方を受け、禁煙の成功率を高めることが可能です。
近年ではニコチンパッチやニコチンガムなどの禁煙補助薬が市販されており、禁煙外来を受診しなくても購入することが可能です。
しかし、適切な使用をしなければ、副作用などが生じるリスクもあります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
| 市販されている主な禁煙補助薬 | 副作用 |
| ニコチンパッチ | 皮膚のかゆみ、頭痛、吐き気、めまい など |
| ニコチンガム | 吐き気、胸やけ、胃の不快感、喉の刺激感 など |
これらの副作用は、用法・用量を守らなかった場合などに生じることが多いです。
また、それぞれの禁煙補助薬には使用できないケースもあり、以下のような場合には症状の悪化や副作用が強く出てしまうリスクがあります。
| 禁煙補助薬の種類 | 使用できないケース |
| ニコチンパッチ | ・妊娠中または授乳中 ・発症後3か月以内の心筋梗塞、重度の不整脈、狭心症など ・脳血管障害の回復期 ・アレルギーの既往 ・うつ病の既往 ・ほかのニコチン製剤を使用している など |
| ニコチンガム | ・妊娠中 ・3か月以内に心筋梗塞の発作を起こした ・重度の不整脈や重度の狭心症の既往 ・急性期脳出血障害がある(脳出血、脳梗塞など) ・ニコチンガムでアレルギーを起こした ・うつ病の既往 ・ほかのニコチン製剤を使用している ・顎の関節に障害がある など |
禁煙外来を受診することで、これらの薬についても、あらかじめ副作用のリスクなどについて説明を受けることができます。
また、保険適用の対象となることで、市販されている禁煙補助薬について高用量の処方を受けることもできるため、治療効果を高めることにもつながります。
なお、禁煙治療薬には上記以外にもバレニクリン酒石酸塩があり、ニコチンのはたらきを妨げてタバコによる満足感を減退させる薬です。
しかし、バレニクリン酒石酸塩は市販されておらず、この薬による治療を受けるためには、禁煙外来を受診することが不可欠です。
また、どのような禁煙治療薬を用いるかについては、禁煙の状況や生活習慣、基礎疾患の有無などを総合的に考慮しながら医師が判断します。
禁煙外来で治療を受けることで、喫煙本数や喫煙年数に応じて最適な治療薬の処方を受けることができ、副作用などのリスクも最小限に抑えることが期待できます。
(4)離脱症状への対処や禁煙を継続するアドバイスが受けられる
禁煙を続ける上で注意しなければならないのは、ニコチン切れによる離脱症状です。
特に禁煙を開始してから3日以内に強く現れることが多く、イライラや集中力の低下、頭痛、抑うつ状態などの症状が見られることがあります。
禁煙外来を受診せずに自力で禁煙をしている場合には、離脱症状が現れることによってタバコを吸ってしまい、禁煙に失敗してしまうこともあります。
しかし、禁煙外来で治療を受けることで、主治医から離脱症状が現れた場合の対処法などについてもアドバイスを受けることが可能です。
また、どのような症状が見られることがあるのかについても説明を受けることができるため、事前に対策を講じることもできます。
これによって、離脱症状が現れても適切な対処を行うことができ、禁煙を継続することができるでしょう。
まとめ
本記事では、喫煙習慣がバセドウ病に与える影響やバセドウ病の治療中の注意点などについて解説しました。
タバコに含まれる物質は、バセドウ病の発症や症状の悪化・重症化にも関わるため、バセドウ病の予防と治療の効果を高めるためには、禁煙することが重要です。
また、喫煙の習慣は、バセドウ病以外の病気のリスクを高めることが知られているため、禁煙に取り組むことはバセドウ病以外の病気を予防するためにも効果的です。
もっとも、喫煙習慣が長ければ長いほど自力で禁煙することは難しくなり、途中で失敗してしまうこともあります。
そのため、禁煙の成功率を高めるためには、お近くの禁煙外来を受診し、専門的な治療や禁煙へ向けたサポートを受けることをおすすめします。



