
痰が絡むのは甲状腺の病気に原因がある?ほかに考えられる病気も解説
「喉に痰が絡むようになったのは甲状腺が原因?」
「可能性がある甲状腺の病気などについて知りたい」
原因に心当たりがないにも関わらず、喉に痰が絡みやすくなった方の中には、このような疑問をお持ちの方もいると思います。
喉に痰が絡まるのは、気管や気管支から分泌物が過剰に出されていることに理由があります。
気道からの分泌物は健康な人でも一定の量が出ていますが、通常であれば気道の表面から再吸収されるなどして喉に残ることはありません。
しかし、細菌やウイルスなどの異物が侵入することで、これを排出しようと分泌物が過剰に出てしまうと、それが痰となって喉に絡まることがあります。
このように、喉に痰が絡まる症状は、気道の感染症や炎症によって起こることが多いです。
一方で、甲状腺の腫れや炎症によって喉の圧迫感や違和感が生じ、痰が絡むように感じることもあるため、症状が続く場合には注意が必要です。
本記事では、痰が喉に絡まる場合に考えられる甲状腺の病気やほかに考えられる病気について解説します。
なお、甲状腺の病気では、全身に症状が現れることがあります。
甲状腺の病気であることを疑うきっかけとなる症状のチェック項目や予防のポイントなどについては、以下の記事で詳しく解説しています。
1.痰が喉に絡む場合に考えられる甲状腺の病気

甲状腺は、喉仏の下あたりに位置する器官で、首の前側にあります。
甲状腺では、甲状腺ホルモンと呼ばれるホルモンが作られ、血液中に放出されることで体のさまざまな細胞のはたらきを維持・調整しています。
具体的には、体の代謝(エネルギー消費・熱を作るはたらき)や心臓・血管などの臓器のはたらきのほか、自律神経のはたらきにも関わります。
そして、甲状腺に炎症や腫れが生じたり、甲状腺機能に異常が生じたりした場合には、さまざまな不調が現れます。
その中には、首の圧迫感や喉の違和感、飲み込みにくさ、声のかすれなどが含まれ、結果として痰が絡むように感じることもあります。
特に以下のような病気では、喉の違和感や圧迫感に加えて、痰が絡むように感じることがあります。
- 亜急性甲状腺炎
- 甲状腺機能亢進症
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺がん(未分化がん)
なお、甲状腺の病気では、痰が喉に絡まる以外にも喉に何らかの症状が見られることが多いです。
甲状腺の病気で見られる喉の症状や受診を検討すべき診療科については、以下の記事もご覧ください。
(1)亜急性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎は、甲状腺に炎症が生じることで引き起こされる病気です。
その発症メカニズムは完全には解明されていませんが、上気道へのウイルス感染などがきっかけで発症することが多いです。
また、アデノウイルスやインフルエンザウイルスの感染とも関連があるという報告もあります。
特に上気道炎が先行する場合には、発熱や喉の痛み、咳や痰などの風邪に似た症状が見られることが多いです。
そのため、亜急性甲状腺炎で見られる痰や咳の症状は、ウイルスなどの感染に対する免疫反応によって引き起こされるものといえるでしょう。
また、甲状腺に炎症が生じると、甲状腺の組織が破壊されて甲状腺ホルモンが血液中に大量に放出されてしまいます。

これによって一時的に全身の機能が高められてしまい、動悸や息切れ、手指の震え、倦怠感などの症状が見られることもあります。
もっとも、炎症が治まると甲状腺の組織も次第に修復され、甲状腺ホルモンの濃度も正常に戻ることがほとんどです。
現れている症状が軽度である場合には経過を観察し、特別な治療を要しないことが多いです。
しかし、発熱や咳などの感染症由来の症状が強い場合には、非ステロイド消炎鎮痛薬(NSAIDs)を用いた治療が行われることがあります。
症状が強く現れている場合や非ステロイド消炎鎮痛薬(NSAIDs)を用いても症状が改善しない場合には、プレドニゾロンやβ遮断薬が処方されることもあります。
一般的に亜急性甲状腺炎は数か月程度で治癒することが多いですが、10~20%程度の症例では回復期に症状が再燃することがあります。
亜急性甲状腺炎の症状の特徴や注意点、医療機関を受診する際のポイントについては、以下の記事も参考になります。
(2)甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、甲状腺のはたらきが通常よりも高められてしまうことで発症する病気です。
甲状腺のはたらきが高められると、血液中に放出される甲状腺ホルモンの量も増加するため、全身のはたらきが過剰に高められてしまいます。
これによって、以下のような症状が見られます。
- 動悸や息切れ
- 発汗量の増加
- 頻脈(脈が早くなる)
- 倦怠感
- 手指の震え
- 食欲の増進と体重の減少
- 軟便、下痢
- イライラ、不安感
- 不眠症 など
甲状腺機能亢進症では甲状腺の組織が刺激されることで、甲状腺全体が腫れることがあり、首周りの圧迫感や喉の苦しさが生じることがあります。
なお、甲状腺ホルモンは自律神経のはたらきにも関わるため、甲状腺ホルモンが過剰になると自律神経のはたらきも高められてしまいます。
これによって交感神経が優位になり、気道の活動が過敏になることで咳が出やすくなったり、気道粘膜での分泌物の増加によって喉に痰が絡まりやすくなったりすることがあるのです。
もっとも、甲状腺の腫れが目立つ場合には首の圧迫感や喉の違和感を自覚し、痰が絡むように感じることがありますが、痰そのものは典型的な主症状ではありません。
また、心拍数が増加することで呼吸が浅くなり、乾いた咳が出ることがあり、その場合には喉に痰が絡まないことが多いです。
甲状腺機能が過剰に高められる原因にはさまざまなものがありますが、その代表例としてバセドウ病があります。
特に動悸や発汗量の増加、意図しない体重の減少などの症状が3か月以上続いている場合にはバセドウ病の疑いがあるため、なるべく早期に内分泌科などを受診することが重要です。
甲状腺機能亢進症を引き起こす原因や合併しやすい症状、治療を進める際の注意点については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
(3)甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺のはたらきが弱められてしまう病気です。
甲状腺の機能が低下すると、血液中に放出される甲状腺ホルモンも不足してしまい、以下のような症状が見られます。
- 動悸や倦怠感
- 肌の乾燥
- 徐脈(脈が遅くなる)
- むくみ
- 寒さに敏感になる
- 食欲の減退と体重の増加
- 便秘
- 意欲や記憶力の低下
- 眠っても疲れがとれにくい など
甲状腺機能低下症の代表的な病気である慢性甲状腺炎(橋本病)では、免疫機能の異常によって甲状腺ホルモンに対する抗体が作られ、これが甲状腺の組織を攻撃してしまいます。
そのため、甲状腺に慢性的な炎症が生じ、甲状腺全体が腫れてしまうことがあるのです。
これによって、ものを飲み込みにくくなったり息苦しさを感じたりすることがあります。
また、水分がうまく排出されずに体の中に溜まることで、気管の分泌物がとどまって痰が絡むような症状が見られることもあります。
なお、慢性甲状腺炎(橋本病)の中には、甲状腺ホルモンの放出量に問題がない症例もあり、そのような場合には特別な治療を要しないことが多いです。
しかし、甲状腺ホルモンの数値を正確に把握するためには、内分泌科などで精密検査を受ける必要があります。
喉に痰が絡むような違和感や上記のような症状が数週間から数か月にわたって続いている場合には、内分泌科などで一度精密検査を受けるようにしましょう。
甲状腺機能低下症の分類や治療に関する注意点、予防のポイントなどについては、以下の記事で詳しく解説しています。
(4)甲状腺がん(未分化がん)
甲状腺にできる悪性腫瘍(がん)が原因で痰が喉に絡まることもあります。
特に甲状腺がんの中でも、未分化がんではがん細胞の成長・拡大に伴い、気道や声帯の神経(反回神経)を圧迫して声の出にくさや声のかすれが生じることがあります。
未分化がんは甲状腺がんの中でも成長・進行のスピードが早く、急激に甲状腺に腫れや結節(しこり)が見られます。
また、気道への浸潤や圧迫が強い場合には、血が混ざった痰(血痰)が見られることもあります。
ただし、血痰は肺や気道の病気でも見られるため、甲状腺がんに限られた症状というわけではありません。
なお、未分化がんは気管や肺などの臓器にも転移しやすく、標準的な治療法も確立されていないことから予後が悪い傾向にあります。
そのため、甲状腺の腫れや結節(しこり)、血痰が見られる場合には直ちに甲状腺外科などを受診して治療を開始することが重要です。
2.甲状腺の病気以外で痰が絡む症状が見られる病気

上記のような甲状腺の病気では、さまざまな要因から痰が喉に絡まるような症状が現れることがあります。
しかし、以下のような病気でも喉に痰が絡まることがあるため、注意が必要です。
- 気管支炎
- 肺炎
- 肺結核
- 肺がん
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
それぞれの病気で見られるほかの症状や受診すべき診療科についてもあわせて解説します。
(1)気管支炎
気管支炎は、口から肺を通っている気管の粘膜に細菌やウイルスなどが付着することで炎症が生じる病気です。
細菌やウイルスなどの異物が侵入することで、体はこれらを体の外に排出しようと気管の粘膜から分泌物を多く出します。
これによって、喉に痰が絡まりやすくなるほか、喉が腫れることで呼吸しにくくなり、咳や息切れなども生じます。
気管支炎はウイルス感染によって引き起こされることが多く、その場合には痰は白く濁った色になることが特徴です。
しかし、痰の色が黄色や緑色であり、粘り気がある場合には細菌感染によって引き起こされている可能性があります。
気管支炎の治療法は、現れている症状に応じた対処療法が中心であり、咳が強く出ている場合には咳止めが処方され、痰が出る場合には痰を出しやすくなる薬が用いられることがあります。
しかし、気管支炎の原因が細菌感染である場合には、抗生物質を用いた治療が行われ、原因となる病原体によって治療薬の選択が異なります。
特に咳と痰が同時に出る場合や咳が2週間以上続いている場合には気管支炎である可能性もあります。
症状を放置すると炎症が慢性化し、気道障害や肺炎などを引き起こすリスクも高まるため、なるべく早期に呼吸器内科などを受診して検査を受けましょう。
(2)肺炎
肺炎は、細菌や真菌(カビ)などが感染することで肺に炎症が生じる病気です。
健康な人でもかかることがあり、特に高齢者や基礎疾患を持つ人など、免疫力が低下している状態では重症化しやすいといえます。
主に発熱や咳、痰、息苦しさなどの症状が見られることが多いです。
初期段階では微熱または高熱や咳などの症状のみであり、風邪との判別が難しいですが、高熱が長く続いたり鼻水や喉の痛みがなかったり、風邪とは異なった特徴を持っています。
また、痰の色が黄色くなり、症状の進行とともに痰の量が増えることも肺炎の特徴です。
肺炎の治療法は、抗生物質の投与による薬物療法が一般的であり、病原菌の種類によって用いられる抗生物質の種類も異なります。
しかし、病原菌を特定するためには検査に時間を要することもあり、症状を改善させるためには早期に呼吸器内科などを受診することが不可欠です。
特に市販の風邪薬などを服用しても発熱が改善せず、数日にわたって高熱が続いている場合や胸の苦しさなどが見られる場合には、直ちに専門の医療機関を受診しましょう。
(3)肺結核
肺結核は、結核菌と呼ばれる細菌が肺に侵入することで発症します。
特に結核菌は酸素が豊富な環境で増殖しやすく、肺の上部で増殖して病変を引き起こすことが多いです。
結核菌が体の中に侵入しても必ず発症するわけではなく、無症状のまま経過することもあります。
しかし、高齢者や基礎疾患を持っている人の場合には、免疫力が低下することで結核菌に対する抵抗力も弱まってしまい、結核菌の活動が活発化して発症することがあります。
主に微熱や全身の倦怠感、咳と痰などの症状が見られることが特徴です。
また、風邪と比較すると咳が続く期間が長く、痰の色が赤褐色であるなどの特徴があり、症状が進行することで痰に血が混ざることもあります。
肺結核は複数の抗結核薬を用いた薬物療法によって治療を行うことが一般的です。
また、治療期間は比較的長く、6か月程度の期間にわたって行われます。
特に痰の中に結核菌が混ざる場合には、周囲への感染のリスクがあるため、入院による治療が必要となる可能性もあるため、注意が必要です。
適切な薬によって治療を継続することで完治することが多いですが、薬の服用量を守らなかったり中止したりすると、結核菌が薬に対する耐性を得てしまい、治りにくくなってしまいます。
そのため、医師の指示に従って用法用量を守って治療を行うことが重要です。
咳や痰が2週間以上続いている場合や胸の苦しさ、体重の減少などが見られる場合には肺結核の可能性が高いため、呼吸器内科などを受診して検査を受けることがおすすめです。
(4)肺がん
肺がんは、肺の細胞が傷つき、がん化することで発症します。
発症の初期段階では目立った症状はほとんどありませんが、がん細胞の成長・拡大に伴い、咳や痰、動悸や息切れ、胸の苦しさや痛み、体重の減少などが見られます。
また、全身の倦怠感や喘息、声のかすれ、呼吸困難などを引き起こすこともあるため、注意が必要です。
治療法は、進行ステージや患者本人の年齢・生活習慣などによっても選択肢が異なり、がん細胞を摘出する手術療法や薬物療法、化学療法などが行われることがあります。
肺がんは進行ステージが初期の段階であれば、早期発見による適切な治療によって完治する可能性が高まります。
そのためには、普段から自身の体に現れる症状を把握することや定期的ながん検診を受けることが不可欠です。
特に原因の分からない咳や痰が続く場合や痰に血が混ざる場合、症状の改善が見られない場合には肺がんに原因がある可能性もあります。
このような症状に心当たりがある場合には、なるべく早期に呼吸器外科を受診し、精密検査を受けるようにしましょう。
(5)慢性閉塞性肺疾患(COPD)
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、空気の通り道である気管や気管支が狭くなってしまい、呼吸しにくくなる病気です。
主に肺の中にある肺胞という小さな袋状の細胞が炎症によって破壊されたり、気管支に炎症が起こったりすることが原因で発症します。
特に肺胞が空洞化してしまう「肺気腫」と気管支に慢性的な炎症が生じる「慢性気管支炎」なども含めた総称です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、呼吸がしにくくなることにより、息切れや咳、痰などの症状が見られることが多く、特に息切れは特徴的な症状といえます。
喫煙によるタバコの煙や大気汚染物質などの化学物質に長期間にわたってさらされることで発症リスクが高まることが知られています。
特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)を発症した約90%に喫煙歴があり、死亡率も非喫煙者と比較して喫煙者の方が約10倍高いという報告もあります。
肺炎や肺結核などとは異なり、一般的に発熱は伴わず、咳と痰が数週間以上続くことが特徴的です。
また、初期段階で見られる息切れは軽度のものが多いですが、症状の進行に応じて、歩いたり軽く体を動かしたりするだけで息苦しさが強く現れます。
目立った自覚症状がない場合でも、放置することで筋力の低下や低栄養、心不全などの病気を引き起こすリスクが高まるという研究もあるため、早期に呼吸器内科などを受診して治療を行うことが重要です。
3.喉に痰が絡む症状が見られるときの対処法

痰が喉に絡む症状には、甲状腺の病気以外にもさまざまな病気が背景に潜んでいる可能性があります。
もっとも、風邪などでも現れることがあるため、まずは症状を緩和させるような対処を行うことも大切です。
具体的には、以下のような対処法をとることを検討しましょう。
- こまめな水分補給を心がける
- アルコールなどの刺激物の摂取を控える
- 喫煙を控える
- なるべく早期に適切な診療科を受診する
順にご説明します。
(1)こまめな水分補給を心がける

咳や痰が出る場合には、喉や気管が乾燥している可能性があります。
特に気管などが乾燥することで粘膜の防御機能が低下し、ウイルスなどの感染を引き起こし、咳や痰の症状が現れることがあります。
このような場合には、水分をこまめにとることで喉の乾燥を防ぎ、咳の症状を緩和することが可能です。
また、十分な水分をとることで、痰の粘度が低くなり、うまく排出しやすくなります。
このように、咳と痰が同時に見られるような場合には、十分な水分補給を行うことで双方の症状を和らげる効果が期待できます。
なお、痰が出る原因が亜急性甲状腺炎の場合には、発熱や甲状腺ホルモンの乱れに伴う発汗量の増加などによって脱水状態に陥っていることもあります。
そのような場合にも、十分な水分補給を行うことは効果的といえるでしょう。
(2)アルコールなどの刺激物の摂取を控える

咳や痰は喉や気管に炎症などが生じることで引き起こされることがあります。
そのような場合には、気管などの細胞や組織が傷ついていることが多いため、アルコールなどの摂取は控えましょう。
喉や気管を刺激することで、炎症が長引いたり咳や痰の症状が悪化することが考えられるからです。
また、熱い飲み物や食べ物、香辛料の効いたものも喉の粘膜を刺激して咳や痰の症状を長引かせたり悪化させたりする可能性があります。
そのため、飲み物や食べ物にも注意を払うようにしましょう。
(3)喫煙を控える

喫煙習慣がある場合には、タバコに含まれる成分によって咳や痰が引き起こされていることもあります。
特にタバコに含まれるニコチンやタールは、気道の粘膜を刺激して炎症を起こし、これによって気道の表面を覆う線毛という組織が脱落してしまいます。
そうすると、気道液の分泌量が減って痰の粘度が増し、肺の浄化作用も低下して咳が出ることがあるのです。
また、喫煙による線毛の脱落が免疫機能を低下させ、ウイルスや細菌などに感染しやすくなることも指摘されています。
そのため、咳や痰の症状が長く続いている場合には、喫煙を控えることで症状を改善させることにつながるでしょう。
(4)なるべく早期に適切な診療科を受診する

上記のような対処を行っても咳や痰が改善しない場合には、現れているほかの症状に応じて適切な診療科を受診することが大切です。
特に咳や痰のほかに動悸や息切れ、体重の増減やむくみ、手指の震えなどが見られる場合には、甲状腺の病気の可能性があります。
甲状腺の病気の診断は、現れている症状の問診と血液検査、超音波検査などの結果を踏まえて行われます。
そのため、甲状腺の病気が疑われる場合には、内分泌科を受診して精密検査を受けることが大切です。
内分泌科はホルモンのバランスに関する病気の診断と治療を専門としているため、現れている症状や検査結果に基づき、病気を特定して早期に適切な治療を受けることができます。
まとめ
本記事では、喉に痰が絡む場合に考えられる甲状腺の病気やそれ以外の病気について解説しました。
甲状腺の病気を発症すると、甲状腺ホルモンのバランスが崩れてしまい、体の代謝などに異常が生じることがあります。
これによって、気管の分泌物が増えたり排出されずにとどまったりすることで、喉に痰が絡まったように感じることがあります。
甲状腺の病気には特有の症状が少なく、ほかの病気と混同されてしまい、発見が遅れてしまうことも少なくありません。
喉に痰が絡まりやすくなったほか、発汗量の増加や体重の増減、手指の震えやむくみなどが数か月にわたって続いている場合には、甲状腺の病気に原因があるケースも考えられます。
原因の分からない不調が見られる場合には、内分泌科を受診して精密検査を受けることを検討しましょう。




